日本ではコンドームを使用しての避妊方法が一般的ですが、アメリカやフランスなどでは避妊薬を使用した避妊方法が一般的なのだそうです。なぜ、避妊薬は日本で普及しないのでしょうか?

世界の避妊方法

緊急避妊ピルは避妊以外にも子宮腺筋症を軽減する?

緊急避妊ピルはアフターピルとも呼ばれ、避妊せずに性交渉をした場合や避妊していたにもかかわらず失敗してしまった時に72時間以内に服用することで妊娠を阻止できる経口避妊薬です。

性交渉で避妊に失敗したあと服用が早ければ早いほど妊娠を回避できる効果が高くなります。

緊急避妊ピルには、女性ホルモンが大量に含まれており、それが体内に入ってくることによって体を妊娠に近い状態にして避妊効果を得るものですが、毎日欠かさず飲むことで避妊効果を得る低用量ピルとは違い、一時的なものであるため、服用後にあらわれる出血で妊娠が回避できたのが確認できても、生理周期が安定するまでの2~3ヶ月は妊娠しやすい時期となるので注意が必要です。

では、緊急避妊ピルは低用量ピルのように子宮内膜症や子宮腺筋症といった女性特有の様々な体の不調にも効果があるのでしょうか。

子宮内膜症は、本来子宮の中にできるはずの子宮内膜が子宮以外のところにできることで、子宮腺筋症は何らかの原因により子宮の筋肉の奥深くにまで入り込み、その筋肉の中で子宮内膜を作ってしまう症状のことです。

特に子宮腺筋症は若い頃からではなく30代を過ぎたあたりで突然発症することがあり、貧血を起こすような多量出血を起こし、そのまま放置しておくと不妊症や流産の原因にもなります。

どちらも女性ホルモンの影響を受けるので、女性ホルモンの合成剤である低用量ピルや緊急避妊ピルを服用することで作用がありそうな気がしますが、緊急避妊ピルは飽くまで一時的に服用するものであるため、子宮内膜症や子宮腺筋症を改善したいのであれば、継続的に服用する低用量ピルを服用することをおすすめします。

避妊効果だけでなく、様々な病気の発生リスクなどを抑えるので、体のためにも低用量ピルの服用を考えてみてはいかがでしょうか。